10万PV記念に「私」と「ブログ」をネタバレ
2020年8月から『神本を求めて』と題して始めたこの書評ブログだが、2022年5月に10万PVに達した。興味本位で調べてみたところ、本ブログは更新頻度や記事数を考慮すると、それなりに読まれている書評ブログだとみなして良さそうである。
そのためこれから書評ブログを書いて儲けようかなぁなんて考えている無謀な方(笑)には、そこそこ需要があるとみなして私の自己紹介と本ブログのステータスをネタバレ解説していく。
私の自己紹介など興味がないのは分かっているが、どんな人が書いているのか把握することで、本ブログの見方も変わってくるかもしれない。何らかの参考になれば幸いである。
私のステータス
書評ブログに関係しそうなパラメータを箇条書きしていく。
- 生年月日:1986年(昭和の民)
- 家族構成:妻+子供2人+猫
- 最終学歴:大卒
- 職歴:TSUTAYA+ブックオフ的な業態の会社に5年勤務後、ブラック派遣IT企業を経て某IT上場企業への転職に成功。以降はインフラSEとして現在に到る。
- 自己PR:SF好きのデスメタラー
こんなところだろうか。紹介するに値するであろう読書歴は次の項で書いていく。
私の読書歴
私は後天的な読書好きである。かつては(今もだけど)SF映画やB級ホラー映画、RPGをメインとするゲーマーでデスメタラーでブラックメタラーであった。そんな私が読書マニアになっていくまでに読んだ本を覚えている範囲で紹介していく。
小学生
- 『パラサイト・イヴ』瀬名秀明
人生で初めて自分でお金を払って購入した小説である。4年生か5年生の頃だったかと思う。興味を持ったのはゲームが流行ったからではなく、映画版の葉月里緒奈に心酔したためである(笑)
この小説は間違いなく私の好みや性癖に甚大な影響を及ぼした。
当時購入したのは角川ホラー文庫版だったが、今では新潮文庫版が流通してい
る。ちなみに新潮文庫版は著者自身の解説がヤバい。
- 『レンズマンシリーズ』E・E・スミス
なぜか小学生の時にクラスで流行っていて、本の題名から著者名まで何もかも忘れていたのだが、”牽引ビーム”という単語だけ記憶に残っていて、ググりまくった結果、辿りつくことができた。内容についてはまったく覚えていないが、調べてみると東京創元社の創元SF文庫であることが判明。やはりこの本からも大きな影響を受けたっぽい。
- 『リング』鈴木光司
言わずと知れた超傑作。当時は言うまでもなく映画を先に見て興味を持ったため、原作にも挑戦してみたのだが、その時の感想は「貞子って〇〇だったの?」と「テレビから出てこないだと...!?」だったことをかすかに記憶している。
- 『らせん』鈴木光司
理解できなかった部分がかなり多かった気がするのだが、『リング』よりも断然こちらの方が面白かった記憶あり、今読んでもやはり『らせん』の方が面白いと思う。上述した『パラサイト・イヴ』といろいろと似ている気がする。
ここで続けて続編の『ループ』を読んでいれば人生が変わっていた可能性が高いと認識しており、当時の私にビンタしたいところだが後の祭りである。
中学生
- 『死国』 坂東眞砂子
栗山千明が死んで復活して鯖折りしたことしか覚えてない(笑)
原作の方がだいぶ面白い印象が残っているが、再読していないのでもはや何も思い出せない。
- 『仄暗い水の底から』鈴木光司
映画の影響で読んだおそらく人生で初めて読んだ短編集。
ホラーと言えばホラーだが、映画のもとになった「浮遊する水」以外はあまり怖くなかった気がする。
- 『十三番目の人格 ISOLA』貴志祐介
中学の時に映画の影響で読んだ。小学生の時は阪神淡路大震災がめっちゃ怖かったことを思い出した。著者の名前で選んでいなかったため、本作が『新世界より』を生み出すことになる神・貴志祐介であることなどまったく知らず。
高校生
読んでない!たぶん。
リア充(死語か?)だったため本を読む暇などなかったはず。
大学生
- 『ラブクラフト全集』H・P・ラブクラフト
神保町の三省堂(この記事を書いているタイミングで閉店)で全巻購入して、死ぬほど読みにくいのを我慢して読み切った。久々の読書でクッソ読みにくいので、読書は面白いけどつらいものだと植え付けられた(笑)
- 『アルケミスト』パウロ・コエーリョ
浪人中に駿台予備校の人気英語講師に推薦されたのを思い出して読んだ作品。
1000冊の自己啓発書を読むよりも10000倍は人生を変える効用が強いと思う...だから中学生の時に読みたかった。 - 『シャイニング』スティーブン・キング
キング原作の映画は何作も読んでいたのでついに読んでみたという感じ。キングによると映画はダメダメらしいが、個人的には映画の方がかなり好みだった。というか読み切るのにすごい苦労した。 - 『星を継ぐもの』J・P・ホーガン
読書好きになるきっかけとなった本。この本を読む前は映画の影響で原作を読んでみるというスタイルだったが、『星を継ぐもの』を読んでからは映画よりも小説の方が面白いという認識を持つようになった。まさに『星を継ぐもの』以前と以降である。
- それ以降
SF熱が爆裂し、古典的SFの名著を月一ペースで読んだ。
ブラック企業(2010~2016)
思い出しただけで発狂するような地獄のブラック企業時代。そこそこ高学歴なのに映画や本を扱う会社に行こうと思ったのが運の尽きだった.....。もちろん小説など1冊も読んでいない。2014年の結婚を機に転職を考え、2015年に転職するもそこではさらなる地獄が待っていたが、何とか経験を積みまともな会社への転職に成功した。
ここではっきり確信したが、幸せになるためには公務員になるか大企業に就職するしかないのである。この時期は地獄から脱出するために何冊かの自己啓発本やビジネス書を読んだが、書いてあることはすべてクソである。公務員になるか大企業に就職するか。人生にはこの二つしかないのである。
この記事を学生が読まれているのなら、企業や自営業、中小企業への就職は地獄への入り口であることを強く心に刻んでほしい。残業代なし、夜勤手当なし、休日出勤手当なし、昇給は雀の涙、賞与はほぼゼロ、残業時間は毎月100時間越え、なのに手取り給与は20万に満たない。まさに悪夢である。
ホワイト企業(2016~)
ここから私の本当の人生は始まった。労働時間が激減したにもかかわらず給与は4割増し。精神的にも金銭的にも余裕ができたのか、転職した直後に妻は妊娠し、2018年には東京郊外にマイホームを購入している。自由時間が劇的に増えたため、およそ7年ぶりに何か趣味を作ろうと思い、2016年にkindleを購入したことから読書マニア生活がスタートした。2020年に管理職に昇格するまでは年間250~300冊のペースで読めていて。役職がついてからは、精神的に忙しくなった関係で読書量が減少したが、それでも年間200冊程度は読めている。そして今に到る。
2016年にKindle端末を購入してからリハビリも兼ねて読み漁っていたのは、著作権切れで無料で読めた江戸川乱歩である。乱歩は神です。ちなみに購入したのはKindle Paperwhiteである。
書評ブログ『神本を求めて』について
『神本を求めて』という題名はFFⅥの神曲『仲間を求めて』から名付けている。ちなみにはてなブログで本ブログを書き始める前は、アメブロで書評ブログ+αのクトゥルフ神話の『未知なるカダスを夢に求めて』をもじったタイトルのブログを書いていた。
私は無料プランでしかブログを書くつもりがないので、アメブロの方が収益は多かったような気がしなくもないが、ランキング形式などのまとめ記事を書くと、アメブロだと文字数制限の関係で書ききれないという事情で、必然的にはてなブログに移行している。
ブログはあくまでも趣味でやっており、また将来我が子におすすめするための備忘録として書いているので、ブロガーになって稼ぐというつもりはない。そのためグーグルアドセンスは利用していないし(そもそも無料プランなのでドメイン名的に利用不可っぽい)、商品リンクを加工して貼るのが面倒なのでアフィリエイトはAmazonのみにして、楽天のリンクは貼っていない。書評ブログでバリバリ稼ぎたい方(まぁそんなことは無理だろうが)その辺に詳しそうな方の記事を読むのが良いだろう。
稼ごうと思うと途端につまらなくなり、やる気が失せるのがブログである。ゆる~く継続するのが何よりだろうと考え、無料プランで月に1~2記事という亀ペースながらも着実に更新している。
PV数推移
書評ブログを書いたことがある人なら誰でも通る道だと思うが、最初の内は全く読まれない。というか戦略をミスると永遠に1日あたり0~10PV位という残念な結果を叩き出し続けることになるだろう。
読まれるようになるための王道の手段は読者を増やすことではなく、Googleなどの検索エンジンからの流入を増やすことである。というかそれ以外の手段は全部クソと言っても良いだろう。悲しいことだが他人はだれもあなたに興味はない。興味があるのは記事の情報である。TwitterなどのSNSで相互フォローを増やしまくって宣伝するのは、あくまでも最初の頃の苦肉の策といってよい。
私の場合はアメブロの複数記事がすでにGoogle上位表示されていたので、その記事をはてなブログに引っ越しして、アメブロにはリンクを貼っておくという姑息な手段を用いたため、最初からそこそこのPVがあった。「強くてニューゲーム」というやつである。
しかしPV数が安定して100を超えるようになったのは以下の二つの記事がGoogle上位表示されてからである。たしか書いてから2ヶ月くらい経ってGoogleでヒットするようになり、じわじわ上位に挙がってきたような気がする。
タイトルを見ていただければ「この野郎!」と思われるかもしれない。そう、Googleに上位表示されそうなタイトルにしているのである。いかにも狙ってそうでしょ(笑)
いくらブログで稼ぐつもりがないと言っても、まったく読まれないのではテンションだだ下がりなので、モチベーションアップのためにいわゆるSEO対策とやらを実施している。
ちなみに10万PVを突破した2022年5月では、過去3ヶ月を見てもほぼ150~250PVという数字に収まっている。アクセス元の内訳は概ね以下の通りである。
ちなみにTwitterで書評ブログの告知をすると人間不信になるので気を付けよう(笑)
200いいねがついてもリンク先に飛ぶ人は3割に満たないだろう。下手したらもっと少ないかも。
収益推移
前述の通り私はブログで稼ぐつもりはないため、グーグルアドセンスは利用しないし、アフィリエイトもAmazonのリンクしか貼らないようにしている。したがって、収益が発生するのはAmazonのアフィリエイト収入だけである。
さあ....恐るべき雀の涙的な収益を教えてあげようではないかないか。
- 単価が低い
Amazonで新品の本を購入いただいた場合は3%還元である。仮に1000円の本が購入されたとしてもたかが30円だ。
しかも多くの方はマケプレで中古の本を買われる。Amazonマケプレでは商品代が1円で送料が300円などもあり、その場合はもちろん収入はない。 - kindle版なら多少はマシ
kindle版の還元率は8%である。1000円の本が売れれば80円バック。おまけにマケプレは存在し得ないので安定している。たまに開催されるkindleセールで合本が買われると「うおっ」となる。 - 最大の収入源はメンバー紹介
私は特に意識していないのだが、何らかの商品リンクから飛んでKindleUnlimitedやアマプラなどサービス契約がなされると500円入る。ついつい金儲けのためにリンクを貼りまくりたいと思う気持ちが湧いたりするが、そうしたら趣味ではなくなるし、収益が増えすぎると会社に怒られそうなのでやらないようにしておく。
そして肝心な本ブログの収益だが、概ね月に1000円から2000円である(笑)
だが私は月に1~2記事程度しか更新せず、ブログを書いている時間は月に10時間に満たないため、時給100円は超えているのである。やったね!(泣)
アフィリエイト収入はAmazonギフト券で届くようにしているので、書評ブログで儲けた金はAmazonで本の購入に捧げている。本で稼いだ金で本を買う。自給自足である。これがまた何ともいえない醍醐味なのです。
ちなみに以下に過去30日間の収益の画面キャプチャを貼ったので参照してほしい。大体いつもこんな感じだが、いつもはもう少し単価が低い代わりに50冊くらい売れることが多い。
稼ぎたいなら働きましょう(笑)
結論、書評ブログは趣味である。趣味以外の目的でやってはいけない。
おそらく私が有料プランにして独自ドメインを作り、グーグルアドセンスを利用して楽天やhontoなどのアフィリエイトリンクも貼り、さらに月に10記事くらい書けば1万円くらいは稼げそうな気がしなくもない。しかしそれで1万円....まさにアホである。そもそも私は本当に紹介したい本しか記事にしないので、10記事書こうとノルマを設けるとゴミのような作品も紹介することになってしまう。それでは価値がなくなる。
何の社会貢献にもならないような残念な仕事で金を稼ごうなどとは笑止千万!地道に働こうではありませんか。好きな本のことを記事で紹介するのは面白い、そんな方に書評ブログはおすすめである。
ふぅ...疲れた
始めて小説以外の内容を中心に書いてみたが、やはり疲れるし書いていてあまり面白いものではないですな。しかし前々から自己紹介的な記事を書かなきゃなぁと考えていたのでスッキリした感がある。1年前くらいから書こうと思ってたかも(笑)
本については書評以外に語りたいことがあるので、いつかまたこんな感じの記事を書くかもしれない。例えば紙の本VS電子書籍とか小口研磨本許すまじ!やらメルカリとか...etc。
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